Co-Growthが定期的に開催していくシリーズセミナー「早期戦力化の新潮流」。記念すべき第一回目が、2019年6月4日アトラエオフィス(麻布十番)にて開催されました。まずは、イベントの全体像をお伝えするレポートをお送りします。その後、イベントの中で共有された価値ある知見を、詳細レポートを加えて４回に渡り発信していきます。
初回テーマは、昨今普及が進んでいる「エンゲージメント・サーベイ」をピックアップ。各分野でご活躍されている豪華ゲスト３名を迎え、Co-Growth佐々木の進行のもと、和やかな雰囲気で始まりました。今回会場となったアトラエ社のオフィスは、非常に洗練された広々とした空間で、すべての座席には電源が完備。参加された皆様は、各々パソコンでメモを取りながら、ゆったりと聴講されていました。
初めに佐々木より、セミナーの趣旨と背景について説明がされました。そもそもCo-Growthが大事にする価値観として、「組織が成長していくためには、多様な考えや意見を持つ個人が混ざりあい、刺激しあうことが大事」というものがあります。今回のシリーズセミナーもその考えに基づき、「新しい価値を創るには、新しい情報、考え方にアンテナをたてて、常に触れ続ける必要がある。人材育成・組織開発の領域で、新しい潮流にアンテナを立てることに興味がある方々と交流の場を作り、一緒に勉強・成長していける機会をつくっていきたい」と語りました。
また今後のセミナーテーマについては、「どんな内容なら関心を持ってもらえるかより、自分たちの知りたいものを選ぶことを大事にしたい」と話し、今回はそのテーマと趣旨に賛同してくださった方々をゲストにお迎えする形となりました。
トップバッターで登壇したのは、“Well being”について造形の深い、予防医学博士の石川善樹氏。佐々木とは高校から大学まで一緒、独身時代には一軒家をシェアしていた時期もあるほど、縁の深い仲であると言います。研究者である石川氏は、「研究者とは“共通項”を見つける仕事」だと語り、良い組織とは何か？どのような共通項があるのか？Well-beingという視点から、色々な具体的要因を挙げて説明されました。非常に面白い切り口からの展開と、時折ユーモアを交えた笑いあるトークで、会場全体が夢中になって聞き入っていました。
続いて登場されたのは、株式会社アトラエの川本氏。本テーマの主軸であるエンゲージメント・サーベイ「wevox」について、サービスを運営して２年、見えてきた事例や活用のポイントを共有して下さいました。同サービスでは、社員一人ひとりの状態を数値で可視化し、組織の状態もすぐに測定・把握ができるということ、それらのデータを基に、日々こまめなケア・改善をしていく組織が伸びるということなど、具体的なエピソードを交えてお話しされました。また、アトラエ社自身が組織づくりに注力している点にも触れ、同社は非常に高いエンゲージメントスコアを維持できているとも明かしました。
最後は、リブ・コンサルティングで最年少ディレクターに就任された、石井祐季氏です。働きやすいベストカンパニーに５年連続選出されている同社では、既にエンゲージメント・サーベイを活用しながら、課題解決の視点ではなく強みを活かした人材・組織育成に取り組んでいると話されました。どのような考え方のもと、具体的にどのように実践しているのか。実際に社内で使われる評価シートや評価方法、スコア推移など、参加者が参考に出来るリアルな内容を共有して下さいました。
続くパネルディスカッションでは、参加者から質問を募り、ゲストが答える形で展開されました。「組織規模に応じて信頼関係を築くコツは異なる？」、「エンゲージメントが上がりやすい個人特性とは？」、「wevoxについてより具体的な優位性や機能を知りたい」などの質問について、三者三様の視点と経験から、見解を述べられていました。終始談笑も挟みながら進行し、最後には参加者同士で感想共有も行われ、賑やかな時間となりました。
プログラムの最後は、お酒と軽食を囲みながらのネットワーキングタイム。アトラエさんのお洒落な空間をお借りし、参加者同士で活発な交流がされていました。この第一回目に参加された方々は感度の高い方達が多く、熱心な議論や非常に有意義な情報交換がなされ、またビジネスに繋がるご縁もあったようです。最後までトークは尽きることのないまま、交流会は盛会のうちにお開きとなりました。
今後もCo-Growthでは、こうした双方にとって発見や実りあるセミナーを開催していきます。開催情報は随時Facebookに掲載していきますので、ぜひ弊社ページをフォローしていただき、最新情報をチェックしてみてくださいね！
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- ▲■シリーズセミナー「早期戦力化の新潮流」とは
社会的なニーズが益々高まっている「新人・若手の早期戦力化」を対象領域とし、毎回「発見」のある新しい取り組みを、感度の高いプロフェッショナルと共有していくことを目的としています。 1～2ヵ月に1度、刺激を得られ、つながりが広がる楽しい場にしてゆきたいと考えています。