「育成/成長支援」の文化と仕組みを、もっと日本に根付かせる – 2018年のご挨拶と抱負

明けましておめでとうございます。

旧年は、人の育成に真剣に取り組んでおり、進取の気性に富むお客様・事業パートナーの皆様、
そして温かい声援を送ってくださる方々のおかげで、
リフレクトルのご活用事例も広がり、着実に発展できた一年でした。

本年は昨年の実績と経験をベースに、益々の価値を届けられるよう、展開を加速してゆく所存です。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

昨年、数々のプロジェクトに関わらせて頂くことを通して使命感を強めたのは、「『育成/成長支援』の文化と仕組みを、もっと日本に根付かせる」ことです。「育成/成長支援」は営利企業をはじめとする組織において、決定的に大切(=長期的な発展を決定づける)な要素ですが、短期的な結果が見えづらいこともあり、ともすると後回しにされがちです。結果、上司/先輩により大きな差がある実態を、昨年改めて認識しました。可能性ある人材の将来が、たまたま誰と働くかの運で左右されることは、あまりにも勿体ないですし、我々が変革の一助になれればとの想いを強くしました。

(私(佐々木文平)も、「この人と一緒に働かせてもらったことは大変感謝している・・・もっと早く機会があれば尚良かったのに」とか「この人には相当削られた・・・」などの経験があります。「最終的には自助、育つ人は困難も機会にする」という考えも正しいと思う一方、まだ柔らかい若手の数年間において前向きでない酷い叩かれ方をしたら、或いはそこまでいかなくても仕事でまだ結果を出せず悩んでいるときにも身近な上司/先輩には相談できない環境がしばらく続いたら、自助で成長できる人でも数年をロスするでしょうし、本来は輝けたのに前向きに戻れない人も一定割合は出るはず。「それは仕方ない」とは片づけたくないと思います。)

「『育成/成長支援』の文化と仕組みを、もっと日本に根付かせる」ためには、日本で育成/成長支援を業とする人が、科学的知見を磨き、よりプロフェッショナルであることが必要と思います。組織が今以上にプロフェッショナルを求め、活用することも。同時に、育成/成長支援は職場の上司/先輩によるOJTが大きな意味を持ちますです。そうであるのに、日本の育成/成長支援においては、プロフェッショナルと職場の上司/先輩との連携(OJTとの連携)が不十分なケースが多いことを我々は問題と捉えています。そして職場の上司/先輩の「育成/成長支援」が放任状態の場合が多いことも。

以上の課題意識のもと、リフレクトルも(動画 x 場面抽出でフィードバック効果を上げる)ただのツール/アプリとして定義するのではなく、プロフェッショナルと現場をつなげる、また現場での育成/成長支援を後押しできる、具体的な「仕組み構築の武器」と捉えることが大切さだと2017年は実感した年でした。そしてリフレクトルを弊社の主軸としながら、併せて活用する営業現場育成力サーベイなども見識ある大学研究者の方と協働で開発するなどしました。(サーベイについては追って詳細を公開致します)

2018年はプロフェッショナルの方々(事業パートナー、およびお客様内での人材育成・組織開発プロフェッショナル)との連携を強めながら、さらに取り組みを発展させてゆければと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

佐々木文平

追伸、上記で「日本、日本」と書きましたが、世界に打って出たいとも強く思っています。その機会も2018年に見つけられればと思っています。