自分が知らないこと、方向性を決定(↔仮説出し)するには経験が足りていないことを
「未だ知らない」と認識・公言できれば、知らないファクト、経験に基づく知恵を集められるようになる。
しかし、ファクト、経験に基づく知恵の価値を十分に認識していない段階では、
恥ずかしさや見栄も後押し、あたかも十分なファクトや経験を得ているかのように話をしてしまう。
これに対して、どのようなファクト、経験があれば的確な判断をできるのか、あるべき姿を思い浮かべることで、
足りていない部分を認識できるよう努める。
そしてファクト収集に時間を使い、経験ある人を尊重し、助力を仰ぐ。
十分なファクト、経験がなくても「仮説」を出すのはよい。「仮説」の段階にあると認識できていることが大切。
また知力に自信のある人も、少ない情報・経験に基づく知力ある人の判断より、
多くの情報・経験を手にした凡人の判断のほうが、しばしば的確であることを肝に据えておく。